僕の姫様、必ず守るよ
「心配してくれる子、僕の他にも
いるじゃない」
「うん...」
「だから、もう命を投げ出すことは
しちゃダメだよ。
僕のためにも、その子のためにもね」
「そうだね...
私ちょっとおかしくなってたのかも。
もうやらないよ。
改めて助けてくれてありがとう」
「どういたしまして」
私と雅は服に着替えて、ラブホテルを
後にした。
ラブホテルの前には雅のバイクがあった。
「ほら、乗って」
「雅のバイク久しぶり」
「振り落とされないように、
しっかり掴まってね」
「うん」
久しぶりに掴まった背中はすごい安心した。