僕の姫様、必ず守るよ


雅っておぼっちゃまだったの!?

というか、話がどんどん進んでるし...

まぁ、この家に居たくないから雅のところに
行けるなら嬉しいけどさ...


そんな勝手に人様に押し付けていいものなの?


そんなことを思っていたら、雅が


「今日は桜花さん、疲れているみたいなので
 僕の家に案内します。

 それでもいいですか?」



「あぁ、申し訳ないがしばらくたのむね。

 桜花、君のことは母さんと話をつけて
 必ず迎えに行くから待っていなさい。

 くれぐれも、迷惑はかけないように」


「はい」



頼んじゃう親も親だけど、受けちゃう雅も
雅だよ。


そこはちょっとっていうところでしょ。

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