僕の姫様、必ず守るよ
第九幕
情緒
それから私たちは雅の家に行くことにした。
雅の部屋行ったことないから少し
楽しみかも。
一人暮らしなのも初めて知った。
雅のことたくさん知らないな。
出会ってからまだ一年たってないぐらい
だから仕方ないと言われれば仕方ない
んだけどね。
雅も自分のこと話さないし。
「桜花ちゃん、いくよー」
「はーい」
雅のバイクに乗って家に向かって走り
始めた。