僕の姫様、必ず守るよ
「賛成ー俺お腹すいたんだよな」
「流生、あなたも落ち着くと言う言葉を
覚えなさい」
伊織が流生にいった。
「腹が減っては戦はできぬっていうだろ」
「流生はどこに戦をしに行くのさ」
凪がみんなの思ってることを、代弁した。
「細かいことはいいから、
デリバリー頼んじゃおうぜ」
流生はそう言ってデリバリーのチラシを
広げていた。
「流生、ずるいぞ‼︎
俺にも見せろ‼︎」
大和が割って入る。
「まったく、この二人は...」
伊織が頭を抱えてるけど、二人はデリバリー
のチラシに夢中で何も聞こえてないみたい。
「桜花ちゃん、ごめんね」
雅が横で謝ってくれた。
「大丈夫だよ。
気遣ってくれてありがとう。
なんか、この光景を見てると桜龍に
戻ってきたんだって感じがしていいね」
雅に微笑むと、雅が顔を逸らした。
「私なんか、まずいこと言った?」
「いや、桜花ちゃんの笑顔の破壊力が
凄まじくて...
その顔、他の人の前でやったらダメだからね」
雅は顔を赤くしながら言った。