僕の姫様、必ず守るよ

ご飯を食べて少ししたら、お医者さんがきた。



「久しぶりだね、茜さん」


雅が女医さんに挨拶をする。



「久しぶりね、雅。

 大きくなったわね」



「茜さん、そんな昔と比べないでよ。

 それより、早く桜花ちゃんを見てあげて」



茜さんと呼ばれた人は私の方をみて



「あなたが、桜花さんね。

 私、藤宮家専属の医者をやってる茜です。

 よろしくね」



「よろしくお願いします」



私がペコっと挨拶すると、


「雅!何この可愛い子‼︎

 持って帰っちゃいたいぐらい!」



「桜花ちゃんが可愛いのは、もちろんだけど
 連れて帰ったら流石に犯罪だからやめて」



雅が冷静に茜さんに言ってるけど、
可愛いってところ否定してもらわないと
困るんだけどな〜
私、別に可愛くないし‼︎


そんなことを思っていると、


「じゃあ、診察始めましょうか」


茜さんは色々なところを調べてくれて
特に問題ないとの決断を下した。

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