僕の姫様、必ず守るよ


「特に問題ないわね。

 ただ、ご飯あんまり食べてないでしょ。

 流石に痩せすぎだからたくさん食べること。

 過呼吸は心のもんだいだから、徐々に
 直していこうね」



「はい」



「それじゃ、ここから女子トークするから
 雅は外出てて」



「わかった。

 茜さん、桜花ちゃんのことよろしくね」



私が不安そうな顔をすると、



「桜花ちゃん、すぐ戻るからね。

 大丈夫だよ。またあとでね」
 

そう言って、扉を閉めた。



「それじゃあ、桜花さん

 私と少し話をしましょうか。」



「はい」



「雅のことすき?」



突然何を言い出すのかと思ったら
雅が好きかどうか、聞いてきた。

いざ聞かれると恥ずかしいなと思いながらも


「好きです。いないとどうにかなるぐらいに」



「そうなのね。

じゃあ、次の質問。

 桜花ちゃん、おうちの人はどう?

 今日も心配してるんじゃない?」



「色々あったんですけど、一時的に雅の
 家にいることは認めてくれてます」



「それはよかったね」



茜さんは、うんうんと話を聞いてくれる。

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