僕の姫様、必ず守るよ
ー雅サイドー
「雅、あんないい子次ほっといたら
ただじゃおかないから」
「わかってるよ。
もう離さないって決めたんだ」
「あの子、思っているよりも心の傷が
深そうに見えるから、ちゃんとよく
みてあげてね」
「わかってるよ。」
「本当にわかってるのかね~」
「茜さん、今日はありがとう。
桜花ちゃんのこと、これからもよろしく。
月1回きた時でいいから、桜花ちゃんの
相談に乗ってあげてほしい」
「任せなさい‼︎
いつでも呼んで!それじゃあ帰るね」
茜さんは靴を履き終わると、帰っていった。
桜花ちゃん、とりあえず命に関わることが
なくてよかった。
もう、あんなことが起きないようにできるだけ
僕が支えていきたい。
僕は決意を新たにして、桜花ちゃんがいる
部屋に戻った。