僕の姫様、必ず守るよ


倉庫に着くと伊織が、



「彼女は僕の部屋に運んでもいいですか?」



「茜さんが来るまで、頼むね伊織」


「わかりました」



伊織が叶芽をお姫様抱っこして、自分の部屋に
運んで行った。



「伊織が自ら自分の部屋に案内する
 なんて珍しいね」


雅が物珍しそうな顔してる。


「確かに。伊織はいつも固いからな〜」


「桜花の友達に惚れたんじゃない?」



大和と流生が伊織のことを茶化してる。


伊織に知られたら、絶対怒られるよ。

< 233 / 280 >

この作品をシェア

pagetop