僕の姫様、必ず守るよ


「そうだね。

 自分でもとてもわがままだと思うよ。

 でもね、僕は桜花ちゃんに惚れてしまった。

 一度離れた時は、気持ちが落ち着かなくて
 生きた心地がしなかった。

 その時に、改めて感じたんだ。

 僕には桜花ちゃんがいないとダメだって。

 わがままなのは百も承知。

 今後、桜花ちゃんを危険な目に合わせない
 って保証はできない。

 でも、何があっても必ず桜花ちゃんを
 守り助けに行く。

 命に変えてもね。

 それを君に約束するよ」



雅が叶芽の方をまっすぐみて、答える。

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