僕の姫様、必ず守るよ

その言葉を聞きながら、私はポロポロと
泣いていた。


叶芽は少し黙った後、口を開いた。


「桜花ちゃん。

 私と離れた間にもっと大人になったね。

 それに、最高の仲間にも出会えたんだね。

 桜花ちゃんが幸せそうで、よかった。

 桜龍のみんなと遊ぶのもいいけど、
 たまには私とも遊んでね。

 それが、桜龍に桜花ちゃんを託す
 条件だよ」



叶芽はにっこりと笑った。

< 241 / 280 >

この作品をシェア

pagetop