僕の姫様、必ず守るよ


「叶芽〜」


ただでさえ、涙腺が崩壊してたのに
叶芽の一言でさらに涙が収まらなく
なってしまった。



「こらこら、泣かないの〜」



叶芽が私の頭を撫でながら言った。


私の涙が落ち着いてきた頃、


「私、そろそろパリに帰らなきゃ」


「忙しいのに、来てくれてありがとう」


「親友のためなら、いつでも飛んでくるよ」


「ほんとに、ありがとう叶芽」


「また、くるからね」


< 242 / 280 >

この作品をシェア

pagetop