僕の姫様、必ず守るよ

「桜花には三つ選択肢がある。

 一つ目は、お父さんと暮らすこと。
 
 二つ目は、お母さんと暮らすこと。

 三つ目は、一人暮らしをすること。

 どの選択肢を選んでも、桜花が大人に
 なるまで父さんと母さんが支えるから
 好きな道を選んでほしい」



どうしよう...選べって言われても...


私が選べずに、言葉を出せずにいた。


「あの、一つ選択肢を追加させてもらっても
 いいですか?」


雅が沈黙を破って口を開いた。

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