僕の姫様、必ず守るよ


「わかった...桜花と雅君の意見を尊重
 しよう。

 ただし、子供ができたなんてことが
 ないように。

 二人ともまだ子供で、将来がある。

 将来の可能性を今、狭めてしまうのは
 勿体無いと思うからね。

 あと雅君、お家の住所と電話番号を
 教えてくれる?

 君の家にご挨拶をさせてもらいに行きたい。

 これから桜花がお世話になるからね」


「わかりました。

 これがうちの住所と電話番号です。

 難しい提案を受け入れてくれて
 ありがとうございます」


「こちらこそ、桜花のことありがとう。

 幸せにしてあげてほしい」


よろしく頼むとお父さんは深々と
頭を下げた。
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