僕の姫様、必ず守るよ


あいつ、気持ち悪すぎる!

でもここで助けを求めるのはもっと嫌!

助けを求めても、助けてはくれなさそう
だしね。





「お前に助けなんか求めない!

 お前に助けを求めるなら、死んだ方が
 マシだね!!」




「そっか~それは残念だな~

 君たち、この威勢のいい女の子を痛めつけ
 てあげてよ」




そう言うと、どこから現れたのかチンピラが増えて6人になっていた。



「こんな、可愛らしい女子高生を好きにできる
 なんて神様に感謝しなくちゃね」

「強がってるけど、震えてるね~
 かわいいな~」



チンピラ達が、私を舐め回すように見てきて気持ちが悪い。

私の人生こんなもんか。

両親にも恵まれず、友達は叶芽一人。

あぁ、これなら最後に雅に会いたかったな。

また、雅のことを思い出した。

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