僕の姫様、必ず守るよ

私は部屋を出て

「雅ー!できたからご飯一緒に作ろう!」


「はーい」


「今日の献立は?」


「シチューにするつもりだよ」


「シチュー⁉︎」

私が目を輝かせて言うと


「好きなの?」


雅が微笑みながら聞いてきた。


「すごく好き!」


「ならよかった」


私は相変わらず慣れない包丁を片手に
ジャガイモをきったり、にんじんを
切ったりしていた。


「できた!ちょっと野菜が歪だけど...」


「美味しいのには変わりないよ!

 さぁ、食べようか」


「「 いただきます 」」
 

「やっぱりシチューはいいよね♪」


珍しく私がウキウキしながらしゃべった。


「そうだね」


って微笑み返してくれる雅。


なんて幸せなんだろう。


誰かとご飯ってほんとに幸せだな〜


ご飯を食べ終わって、ごろごろしていたら
そのままうとうとして眠ってしまった。

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