僕の姫様、必ず守るよ
「今自己紹介したのが、桜龍のメンバーだよ。
僕の大切な仲間というか、家族なんだ。
学校も桜花ちゃんと同じだから仲良くして
あげてね」
「みんな私と同じ学校なの?」
「そうだよ、みんな同じ。
歳はそれぞれ違うけどね。」
「でも、見たことないよ?」
「普段は授業サボってるからな」
と、流生。
「テストだけ、受ければうちの高校は問題
ありませんからね」
と伊織。
「そういう、お前も出てないだろ。
学校内では結構お前有名だよ。
成績トップの授業でてない、お嬢様って。
あと、屋上の姫っていう名前もあったな~」
流生は、揶揄うように言った。
そんな、最悪な異名があったなんて今日まで知らなかった。