僕の姫様、必ず守るよ


「今自己紹介したのが、桜龍のメンバーだよ。

 僕の大切な仲間というか、家族なんだ。

 学校も桜花ちゃんと同じだから仲良くして
 あげてね」



「みんな私と同じ学校なの?」




「そうだよ、みんな同じ。

 歳はそれぞれ違うけどね。」




「でも、見たことないよ?」



「普段は授業サボってるからな」


と、流生。



「テストだけ、受ければうちの高校は問題
 ありませんからね」


と伊織。


「そういう、お前も出てないだろ。

 学校内では結構お前有名だよ。

 成績トップの授業でてない、お嬢様って。

 あと、屋上の姫っていう名前もあったな~」




流生は、揶揄うように言った。



そんな、最悪な異名があったなんて今日まで知らなかった。

< 34 / 280 >

この作品をシェア

pagetop