僕の姫様、必ず守るよ


雅達に助けに来てもらって本当は
とても嬉しかったこと。


雅のことが好きって気づいたこと。


言いたかったのに、私から出た言葉はみんな
を傷つけるような言葉ばかりだった。




桜龍の姫、私でいいならなりたかった。



少し話しただけだけど、桜龍は温かい私が
感じたことがない場所だと思ったから。


その場所に私も入りたい。


でも、大切なものを失ったらきっと私は私
でいられなくなってしまうという。



その気持ちが邪魔をしてあんなことを
言ってしまっていた。

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