僕の姫様、必ず守るよ
部屋の広さに驚いていて、近くに人がいること
に気がつかなった。
それも、1人2人にではなく50人ぐらいいそう。
すると全員が雅の方を向いて、
「「「 総長、お疲れ様です 」」」
と同時に頭を下げた。
雅のチームってこんなに人がいて、
それを束ねてる雅って一体何者なのよ。
心の声が漏れそうになった。
「この子、桜龍の姫になったから
絶対守るように。
例外は認めないから」
いつのまにか、前髪あげて総長モードになった
雅が大声でそこにいる子達に伝えた。
髪は黒髪のままだけど...
やっぱり、前髪あげたらめちゃくちゃ
かっこいいな~なんて見惚れてたら
「桜花ちゃん、この子達は桜龍を支えて
くれている僕たちの弟見たいな存在
なんだ。
仲良くしてくれると嬉しいな」
これからは、私の家族にもなるんだし挨拶
はしっかりしないとだよね!
そう思った私は、雅に負けじと
「和泉桜花です!
よろしくお願いします!」
と私ができる最大限の笑顔をむけて言った。
なのに、みんなは
「「「 .... 」」」
えー無反応!!
私めちゃくちゃ頑張ったよ!!
何年ぶりかわからない笑顔で頑張ったよ!!