僕の姫様、必ず守るよ


部屋の広さに驚いていて、近くに人がいること
に気がつかなった。

それも、1人2人にではなく50人ぐらいいそう。


すると全員が雅の方を向いて、



「「「 総長、お疲れ様です 」」」



と同時に頭を下げた。


雅のチームってこんなに人がいて、
それを束ねてる雅って一体何者なのよ。

心の声が漏れそうになった。


「この子、桜龍の姫になったから
 絶対守るように。

 例外は認めないから」


いつのまにか、前髪あげて総長モードになった
雅が大声でそこにいる子達に伝えた。


髪は黒髪のままだけど...


やっぱり、前髪あげたらめちゃくちゃ
かっこいいな~なんて見惚れてたら


「桜花ちゃん、この子達は桜龍を支えて
 くれている僕たちの弟見たいな存在
 なんだ。

 仲良くしてくれると嬉しいな」


これからは、私の家族にもなるんだし挨拶
はしっかりしないとだよね!

そう思った私は、雅に負けじと


「和泉桜花です!
 よろしくお願いします!」


と私ができる最大限の笑顔をむけて言った。


なのに、みんなは

「「「 .... 」」」


えー無反応!!


私めちゃくちゃ頑張ったよ!!

何年ぶりかわからない笑顔で頑張ったよ!!


< 49 / 280 >

この作品をシェア

pagetop