僕の姫様、必ず守るよ
みんなが私と雅の前に集まった時、
「この間はごめんなさい!
それと、助けてくれてありがとう。
みんなが来てくれて本当は嬉しかった!」
これからお世話になるんだし、
こういうのは先に言わなくちゃね。
そう思って言ったのに、みんな目を点に
していた。
伊織と雅以外。
大和、顔赤いし怒ったのかな?
私なんか間違えた?
どうしようと思っていたら、伊織が
「桜花さん、桜龍の姫になって
くれたんですね。ありがとうございます。
これからよろしくお願いしますね。
あぁ、大和のことは気にしないでください」
よかった。
何かしちゃったかと思っちゃったよ。
「雅よかったな!
これで、正式に姫様をお守りできるわけだ」
流生がケラケラと笑ってる。
「流生、そろそろ怒られるからその辺に
しとこうね~
改めてよろしくね。
桜花ちゃんって呼んでもいい?
和泉さんっていうのは、家族なのに堅苦しい
気がして。」