僕の姫様、必ず守るよ


なんか二人の会話聞いてたら、叶芽のこと
思い出しちゃった。



「桜花ちゃん!桜花ちゃん!」


叶芽のこと思い出してたら
雅に呼ばれてるの気が付かなかった。



「あぁごめんごめん。

 ついぼぉっとしてて...」


「大丈夫?

 最近急に暑くなってきたからね...

バイクの後ろに乗っけてきちゃったから
 熱中症になっちゃったのかな...

なんか、冷やすもの買ってこようか!」





雅が親か!ってぐらい心配してくれたその
気持ちがすごい嬉しかった。


親に、ここまで心配されたことないし。




「大丈夫だよ、ありがとう」



「何かあったらすぐ言うんだよ?」


「はーい」


「桜花ちゃん、返事が適当なんだけど!」



私と雅の会話に呆れた伊織が、



「二人とも痴話喧嘩もそこらへんにして、
 本題に入りますよ。」



「「痴話喧嘩じゃないもん!」」


「あっ、揃った」
 

大和、そう言うところ言わなくていいから!!


「えっと...本題として桜花ちゃんの護衛を
 どうするかだよね」


凪が本題に入った。

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