僕の姫様、必ず守るよ


教室に戻る前、裏庭の誰もいないところで
凪に電話をかけた。



「もしもし、凪。

 今いい?」


「いいけど、雅が学校いる時に電話なんて
 珍しいね。

 桜花ちゃん絡み?」



「そうなんだ。

 昼休み桜花ちゃんと話したら、様子が
 少し気になって。


 そういえば、今日から桜花ちゃんのクラスに
 転校生が来るって話があったなと思って」




「その転校生を調べればいいのね。

 ok!

 少し時間ちょうだい」



「いつも、ごめんね凪。

 頼むね。」



「総長の頼みなら、何なりと。


 それに、今炎舞の話も出てるから余計
 心配になるよね。

 まぁ、とりあえず僕に任せてよ。」



「よろしく」



雅は凪との電話を終わらせた。

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