僕の姫様、必ず守るよ
「絶対に嫌よ‼︎」
「だよね。そうなるよね。」
話している間も不気味な笑みを浮かべている。
全てを見透かしたような、勝ち誇ったような。
「だから交換条件を持ってきたよ」
「交換条件?」
「君がもし、こちら側に来てくれなかった
時の話だよ。
もし、こちらに来てくれなかったら
君の大切な仲間を傷つけるよ。
色々考えたけど、君にはこれが一番
聞くでしょう」
「そんな酷いこと...
でも、みんなあんたなんかにやられる
ほど弱くない‼︎」
「どうだろうね〜
幹部達は難しいかもしれないけど、下の子
たちなら簡単だと思うよ。
かわいい弟達が傷つけられる姿みたく
ないよね?」