更生係の憂鬱生活
「ひぃ…っ、ゆ、許して下さい!」
「まだ足りないなぁ。
僕の機嫌損ねてただで済むと思ってんの?」
うわ…。
ブラック代那が降臨してる〜。
ボコボコにされた男(代那にぶつかった奴)が代那に胸ぐらを掴まれ、怯えていた。
代那は、奇麗で、どす黒い笑みを浮かべていた。
画がもう既にヤバイよね。
完璧にキャラ崩壊してるじゃん。
穏やかさの影もない。
ニコッと微笑んで、手を振り上げる代那に私は咄嗟に叫んでいた。
『喜喜として人を殴るな、そこぉお!』
精一杯のボリュームを出す。
代那は、瞬間手を止めた。
よしっ、このまま止めるぞ。
『代那っ!』
それ以上は好きにさせませんからね!
更生係の務めを果たそう。
「…は?何でいるの?」