更生係の憂鬱生活
「大丈夫ですよ。
貴方は面白い性格をしていますし」
なんて、無責任なフォローなんだ。
褒めてんの?貶してんの?
『絶対したくないっ!』
NO!と手をバッテンにクロスして断固拒否。
しかし、剛は引き下がらずに粘ってきた。
「“BLAZE”は快楽主義者の集まりです。
放っておけば、この学校ごと乗っ取られ
兼ねません。
それに、風紀委員長になったからには
この学校の風紀を正してもらわねば
なりません」
ん?んん?
淡々と言える内容かソレは!?
『無理、本気で無理』
暴走族で且つ快楽主義者だと?
何でそんなイカレ集団に私が関わらないといけないんだ!!
危険物質にホイホイ近付けるか!!
全力で首をブンブン横にスイング。
『私には荷が重いよ』
「そんな悠長なこと言ってられませんよ。
“BLAZE”はイカれてはいますが、
根は悪い奴等ではないそうですよ。
是非お近づきになり、更生係へどうぞ」