更生係の憂鬱生活
『待ってよ!
本当の友達なら、友達が悪さしてたり、
間違った方に行ってたら止めたりするべきでしょ!?』
確かに、守るって行為には、様々な形がある。
だけど、清のやり方は…誰のためにもなりはしないんだ。
…押し付けがましい正義論だと思う。
聞くには辛いことだって、分かってる。
でも、どうか、私の話を聞いてほしいの。
清は私の言葉にグッと顔を歪めて、口を開いた。
「綺麗事言うな…『アンタ達が本当の友達なら、そうしてほしいんだよ!』」
清の毒舌をぶった切って、言わせてもらった。
言わなきゃ、到底気がすまなくて。
綺麗事だって、思われたって構わない。
…もし、もしも。
アンタ達が本当の友情で結ばれてるっていうのなら。
そのことを、私に証明して見せてよ?