更生係の憂鬱生活
というように、私はBLAZEの皆に向けて酷なことを言い張った。
これが守れないのなら、私から彼等にできることはもう何もない。
『…今は取り敢えずこれだけ忠告しておくけど。
改めないのなら…、強制退学になるだろうね』
退学という二文字に固まる3人とある程度予
想していたのか顔をしかめる清。
「「え?」」
「は?」
「………」
流石にそこまで大事になるとは、思ってなかったんだろう。
これが、現実なんだよ。
私は、覚悟を決めて彼等を見つめた。
『もし、皆が条件を守れるのなら、
私はアンタ達と…BLAZEといるよ』
更生係としてではなく、友人として、関われる。
まぁ、守れたらの話だけど。
でもさ、正直この交渉が上手くいくのか謎なんだよね…。
だって交換条件おかしくない?
誰が得するのかさっぱり分からないんだが。
私がBLAZEの側にいることが、相応の対価になってるのかな?
もしかして、交渉破綻するのでは?
胸の内に、不安と心配が広がっていく。