冷酷な獣人王子に身代わりで嫁いだら、番(つがい)として溺愛されました
そこに関しては、ジェフリルド国王から色々と不思議な指示が出回っていた。

とにかく王妃も大貴族も干渉不要で、見守りに徹する姿勢だった。

(その指示というのも、変なんだがなぁ)

ストレイは、ジェフリルド国王が意気揚々と放った王命を思い返す。

困る質問でびっくりさせない。急に話しかけたら怖がらせるだろうからしないように、徐々に慣れていくのをみんなで見守って欲しい――云々。

小動物か、と聞いた全員がそんな感想を抱いたものだった。




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