Touch me 〈White Snow 〉 合コン編
【3 大好き】
早歩きで店を出てた。
そのまま二人で駅に向かう道を歩く。
晴久はぎゅっと握った後、ゆっくりと指をひろげ、指と指を絡める様に握りなおした。
ゆっくりとしたその動きにドキドキする。
ちらり私の顔を見つめた後、歩く人の邪魔にならないようなビルの陰に手を繋いだまま連れていかれる。
立ち止まった晴久は鞄を下に置いた。
そして繋いでいない方の手を私の頬に伸ばす。
親指の先でくいっと唇の端をなぞられる。
さっき八重樫さんに触られたところだった。
「お世話になった先輩かもしんないけど、油断しすぎ」
「あ。ごめん」
晴久は私の瞳の奥に入り込む様に見つめた。
薄暗いビルの隅で、街頭の灯りが晴久の瞳に映る。
きらりと光る瞳がかっこよくて、その瞳を見つめ返す。
そのまま二人で駅に向かう道を歩く。
晴久はぎゅっと握った後、ゆっくりと指をひろげ、指と指を絡める様に握りなおした。
ゆっくりとしたその動きにドキドキする。
ちらり私の顔を見つめた後、歩く人の邪魔にならないようなビルの陰に手を繋いだまま連れていかれる。
立ち止まった晴久は鞄を下に置いた。
そして繋いでいない方の手を私の頬に伸ばす。
親指の先でくいっと唇の端をなぞられる。
さっき八重樫さんに触られたところだった。
「お世話になった先輩かもしんないけど、油断しすぎ」
「あ。ごめん」
晴久は私の瞳の奥に入り込む様に見つめた。
薄暗いビルの隅で、街頭の灯りが晴久の瞳に映る。
きらりと光る瞳がかっこよくて、その瞳を見つめ返す。