【完結】秘密の子育てがバレたら、愛で包囲されました。〜その子の父親は、俺だろ?〜


 この人に忘れさせてほしい。だから目を閉じて、この人のことだけを考えたいと思ったからだ。

「んっ……っ」

 一度唇が外されると、その人はネクタイを緩め、シャツを脱いでいく。

「……脱がせていいのか?」

「……いいです。お願いします」

 今日はこのまま、この人の言うことを聞こう。

「っ……」

 来ていたワンピースのファスナーを下ろされると、そのまま薄いピンクの下着だけになる私。

「へぇ?結構いい身体してんだな?」

「あの……。あんまり見ないでください」

 段々と恥ずかしさを覚える。

「もしかして……お前処女?」

 私は横に小さく首を降ると、その人は「そうか。なら隠さなくていいだろ」と、私の手を退けてくる。

「……っ、ぁっ……」

 ベッドに再び押し倒されると、再び私は唇を奪われる。

「んんっ」

 段々と息をするのも大変になるくらい、唇を奪われていく。

「あぁっ」

 私の下着に手を伸ばすと、その人は「へぇ?キスだけでこんなに濡れるのか」と怪しく笑う。

「いやっ……恥ずかしっ……んっ」

 触れないでと思うのに、身体は言うことは聞かずにもっとしてほしいと思ってしまう。
 
「声、我慢しなくていい」
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