【完結】秘密の子育てがバレたら、愛で包囲されました。〜その子の父親は、俺だろ?〜
とうとう下着の中にまで手が伸びてしまい、私は自分でも考えたことのない厭らしい声を漏らしてしまう。
「ああっ」
どうしてこんなに、変な感覚になるんだろう……。今まで感じたことのない途轍(とてつ)もない感覚に襲われて、感情がなぜか抑えきれない。
「いいね。もっと乱れてみろよ」
「あっ、ダメッ……。いやっ」
こんなにも気持ちいいと思う感覚は、多分初めてだ。自分でもおかしくなりそうなくらい、変だ。
こんなの、私じゃない……。そう思うのに、その欲情した感覚は、もう止められそうになかった。
「ん……っ、あんっ」
下着を全部奪われ裸になった私は、彼の欲情した熱い熱量を受け入れていく。
「ん……んっ、あっ」
この欲情が、たまらなく気持ちいい。身体が重なった瞬間に、身体でそう感じた。
「もっと……気持ちよく、してください」
その理性には抗えなくて、私は自分から彼を受け入れていくことを望んだ。
「……意外と厭らしい女なんだな。 そういう女、キライじゃない」
その言葉の後から、私は彼の身体にしがみついて、その理性を彼の身体にぶつけた。
私の声と、彼の腰を動かす音と、軋むべッドの音がしばらく鳴り響いていた。