ショートストーリー集
ストンと腰を下ろした。



「俺達ってなんだかんだでもう5年じゃん?



だからさ、梓の誕生日にあわせて告(い)う事にしたんだ。」




「何を?」




そして和志はポケットからあるものを取り出した。






それは・・・











「これって・・・」






結婚指輪だった。







祖母から片見として貰ったブルーサファイア。



そのブルーサファイアを指輪に丁寧にはめ込んである。







「お前と・・・ずっとこれからも一緒に歩んでいきたい。



苦労掛けるかもしんねぇしケンカをするかもしんねぇ。





もしかしたら離婚するかもしんねぇ。



でも、それも全部・・・お前とだったら乗り越えていける気がするんだ俺。



だからさ・・・だから・・・



俺と、ババァやジジィになるまで、歩んでいきませんか?」



照れ臭い事をいうのが苦手な和志・・・




その和志がこんなプロポーズをしてくれるとは思わなかった。
















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