ねぇ、放さないよ?
初めて、休みの日にデートを断れた日。

すぐに、嫌な予感で身体が震えた。


でも、考えないようにしていた。

“大丈夫。
僕の有愛が、浮気なんてするわけがない。
本当に、友達と会うだけだ”と━━━━━


しかし休みの日の度に、有愛は出ていってしまう。

考えないようにしていても、頭の中は“嫌な予感”でいっぱいだ。


「しょうがないか!」


今まで僕は有愛のスマホを見たり、離れている時は何をしているか探るようなことはしないようにしていた。

有愛を信じていたし、疑うような行為はしたくなかったからだ。


この日、初めて有愛のスマホを覗いた。

もう………怒りで震えるどころか、おかしくなりそうだ。


「あーーーーーーー!!!」
奇声が出た。


そして僕は、また一人のクズをこの世から消した。





真実を有愛に全て話した━━━━━━



有愛の信じられないという表情(かお)

どうして、有愛は何をしてても、どんな顔も可愛いのだろう。
益々惚れて、しかたがない。

毎日、有愛を抱いて愛情を与える。

身体中に、僕の印(キスマーク)をつける。
消えたらつけて、また消えたらつけてを繰り返して。


毎日が幸せだ━━━━━━━



「僕だけの有愛。
愛してるよ……!」

「しず…さ…愛して……る…」







ねぇ、有愛。

一生………放さないよ…………!








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