~月のような君と~
なんだか凄く久しぶりに話す気がする。
私は線香花火を受け取った。
火をつけると当時に朔夜が口を開いた
「約束、破りやがって」
「約束…?」
「電話。出れって言っただろ」
「出たじゃん。」
「その後出なかった」
「それは…。」
「聞いたよ、マリから。黙れって言った事」
「え?いやそれは別に、」
「妬いてんの?」
妬いてる…?
マリさんが朔夜といるから…?
あぁ、そうか。
父親の事でモヤモヤしてたんじゃない。
私、嫉妬してたんだ。