~月のような君と~

線香花火






恋なんてした事がないから

これが嫉妬なんて、全然分からなかった…










「なんで私が妬くのよ。」
















「お前冷たかったし。それに…、それだったら嬉しーなと思って。」

















!?







え…?


嬉しい?

どういう事だろう。




私を見る朔夜を見て

ドキッとしたのが分かった。












「なに言ってんの。バカじゃんっ。」






そう言ったと同じタイミングで

私の線香花火が落ちていった。
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