~月のような君と~
「…え、なに言ってっ、」
「俺が好きなのは華だよ」
嘘でしょ…
夢じゃないよね?
朔夜が私を好きって…
「じゃあ、さっきの傍に置いてって…」
「あぁ、華の事だよ、他に誰がいんだよ」
「そんなの…今までっ、そんな態度とってなかったしっ!」
「初めて会った日…、ファミレスで下を向いてるお前を見て目が離せなくなった。どこか壁があるお前を気づくと笑わせてやりてぇなって思うようになってた」
「……」
「俺の隣に居て欲しい、お前の笑顔の理由が俺であってほしい」