~月のような君と~
「腹たつんだよな、華が傷つく事くらい分かんだろーが」
「振られたよ」
「‥は?」
「さっき告白した。付き合えないってさ。多分理由がある、それは分かってんだ。だから絶対あいつを俺のにしてやる」
「‥‥」
「なにに悩んでんのか今は分かんねぇけど、いつかあいつを笑顔にしてやるんだ。それに、お前になんの関係があんだよ?」
「別に好きとかじゃねーけど、お前があいつを傷つけるなら、俺がもらってもいんだぞ」
「やるかよ、バーカ」