~月のような君と~



鎖を外されて


携帯を手に取った。




(もしもし?華〜?ご飯ちゃんと食べた?)


(食べたよ。)



(そう、良かった!お母さん達今、すっごく大きいショッピングモールに来てるの!洋服とか可愛いのばかりでさ〜、華なにもいらない??)





(うん、大丈夫。いらないよ。)





私はスピーカーでお母さんと話しながら

父親に見えないように

バレないように

ラインを開いた。


スピーカーで助かった。


もう無理だって思ってた‥‥




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