~月のような君と~
朦朧とする頭
殴られた所がズキズキするな‥
私は、朦朧としてる頭の中で
朔夜の事を考えていた‥‥
朔夜に出会って
優しさに触れて
朔夜の暖かさを知るたび
おかしいの。
今までずっと、父親の事我慢できてたはずなのに
朔夜を好きだって気持ちが大きくなって
嫌で嫌で、どうしようもなくなった。
いつの間にか、我慢できなくなってた。
父親が私を抱いてる‥
もう、そんなの気にならない。
そんな事よりも‥
会いたいの。
朔夜‥会いたいよ‥‥
早く来てよっ。
助けて‥
お願い‥‥
朔夜っ‥‥
「助けて!!朔夜っ!!!!」
私は最後の力を振り絞って
これ以上にない大きさで
叫んだ。