~月のような君と~




そこには

父親に抱かれて

今にも壊れそうな華がいた。







「さ、くや‥‥?」











そう言って目を閉じた華の頬には


涙が流れていた。
















「助けに来たぞ、華」




もう聞こえてないだろう

気を失ってる






「おい‥‥大の彼女、冷静か?」






「グスッ。は、な‥‥。」



「しっかりしろよ、友達だろ。今お前が華のためにできる事をするんだ。救急車と警察を呼べ!できるな?」



「うんっ。」





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