~月のような君と~
「ハハハ!!そうだよなぁ、やっぱりお前だ。この前華といた、サクヤ‥だったか」
男が口を開いた
「今喋んねぇ方が身のためだと思うよ」
大河は、いや皆はもう分かってる
俺が殺してしまいそうになっている事を。
「そこの君達はなんなんだ?華の知り合いか?」
「黙れよ、おっさん」
こんな魁斗の顔は今まで見た事がない。
「まぁいい。ワタシも言いたい事があったんだ。サクヤ君、君のせいで華が言う事聞かなくなってしまってねぇ。さっきも君と恋がしたいだの、好きだからもうやめて、なんて言われてねぇ」
!!!
「華!!」
電話を終えた大の彼女が中に入ろうとしている
「香織!!待て!今は入るな、危ない。」
大、お前の選択は正しい。