~月のような君と~
「お母さんがご飯って」
「お〜、華。起こしに来てくれたのか。」
「頼まれたから、じゃあ下行ってるよ」
「待ちなさい」
‥‥
「なに」
「今日は学校が終わったら真っ直ぐ帰ってきなさい。」
「‥‥‥なんで。」
「抱きたいからだよ。お母さんと咲はおばあちゃんの所に行くから遅くなるみたいだ」
2人きり。って事か。
「本当は今すぐにでも抱いてあげたいとこなんだけどな〜。どうだ?今からにするか?」
ニタっとして私を見てる。
気色が悪い。
「分かった、真っ直ぐ帰る」
こんな奴に絶対、咲を傷つけさせない。