~月のような君と~
何時間か経った。
今は15時
そろそろ帰らないといけないな。
帰らないといけない‥‥
「あ!そういえば今日、皆で倉庫に集まるんだけど、香織ちゃんと華ちゃんもこない?」
「倉庫?」
「そうだ!倉庫はな、俺達の秘密基地みたいなもんなんだぞ!」
「魁斗、秘密基地は子供すぎるよ。でもまぁそんな感じ!俺達が溜まり場にしてる所なんだ。」
「へ〜!!なんか暴走族みたい!!!」
「ばーか、俺達はどこにも属さねぇよ」
「バカってなに!大君の方がバカだし!」
「ハハハ、でも大が言った通りだよ。色んなグループから声がかかるけど、俺達はどこにも属さないんだ」
「そんなに喧嘩が強いならどこかに入ればいいのに!!なんで入らないの?」
「俺達は朔夜について行きたいんだ。」