~月のような君と~


「大君、私は大君しか見てないから!!」

「当たり前だろ香織!!」

「え?なんか俺、フラれたみたいになってるよ。」


「本当、仲良しだな〜!!」

そう、香織が言った





「でも、香織ちゃんと華ちゃんも仲良しだよな!いつも一緒にいるみたいだし」


「そうなんです!私達もすっごく仲良しなんです!!」



「いつから仲良くなったの?」


「中学の入学式から!!私、見た目がこんなんだから入学早々、3年生に呼び出されちゃって、そしたら華がその人達に、ダセェ事すんなって守ってくれたの!」

「え!?華ちゃんが!?勇気あるね!」


「そうなんだよ!私怖くてさ、華がヒーローだった!!それから毎日一緒にいるようになったんだよね!」


「そっか。じゃあ本物の親友だ」



本物の親友‥‥


私、そんな本物の親友に隠してるんだもんね。






プルプル プルプル

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