~月のような君と~
「なーんか、久しぶりな気がするね!!」
「そうだね。」
学校に来たのは2週間くらい前
私達の高校は入学さえすれば卒業は確定だって
ここらじゃ有名だ
めちゃくちゃ緩い。
でも、生徒はほとんどの人が登校してる
別に来なくてもいいけど、来れば授業料が半分免除になるらしい
だから来てる人がほとんど。
私は、お金出すのは父親だしいいかなって思ってる
このくらい許してもらわないとね。
香織は、親が学校なんて意味ないし
友達が1番だから行かなくても全然いいよ〜
って言ってたらしい
香織の性格は確実に母親譲りだと思う。
そして今、私達は3年生に呼び出されてる。
(あんたら、1年の綾瀬香織と百合園華?ちょっとついてきて)
学校に着くなり、私達に話しかけてきた。