~月のような君と~


「舐めてんの?朔夜達には誰も近づけないんだよ!なのになにあんたら1年がでしゃばってんの?」


なに言ってんだろうこの人。


「近づけないんじゃなくて、近づかないだけなんじゃ?だって、朔夜さん達は凄くいい人達ばかりですよ。話しかけて無視するような人達じゃないし‥それに、一緒にいるかどうかは私達が決めます」




我ながら思う

よく喋ったな。


なんか、むかついちゃって。




「華の言う通りです!第一、近づかないもなにも、大君は私の彼氏だし!」



「は?あんたみたいなのが大の‥?ブスが調子乗ってんじゃねぇよ!!まぁ、いいよ。今からあんたら、こいつらのおかずだから。」

「こんな可愛い子、俺らで食べていいの?たまんねーな!!」


「ハハハ!!俺、その黒髪もらうわ!!」

「じゃあ俺は金髪ちゃんに相手してもらおうかな〜!」




そういう事ね。


「ちょっと!なにすんの!!離してよ!!」


やばい、香織を助けないと。



「黒髪ちゃんの相手は俺達だよ。」





掴まれて動けない。

どうしよう。

このままじゃ、香織が‥!!!!

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