~月のような君と~
5人組
ガシャーン
!!?
「お前ら、死にてーのか」
そこには、5人組が立っていた。
朔夜さんの声がいつもよりずっと低かった。
「大君!!助けて!!!!」
「な、なんで!なんであんた達がいんのよ!!」
1人の女の人が見るからに焦ってる
「おい、誰の女に手ぇ出してんのか分かってんだろうな?香織から離れろ、殺すぞ」
5人を見ると、今までにないくらい
凄く怖い顔をしてこの人達を見てる。
本当に怖い‥
香織は泣いてる。
「ち、違うんだ!俺達はただこいつらに頼まれて!!」
「関係ねぇんだよ、いつまで掴んでんだ」
そう言って、朔夜さんは私の方に近寄ってくる。
私を掴んでた男は、手を離すと同時に
腰が抜けたように尻餅をついた
「困ったね。朔夜と大がとんでもなく怒ってるよ。止められなくなる前に朔夜だけは止めておいた方がいい。」
「朔夜!待て!後は、俺と竜と大河でしとくから、朔夜と大は華ちゃんと香織ちゃん連れて帰ってろ!」
「正気かよ魁斗、香織が泣いてんだぞ、俺がやらねーでなにが彼氏だよ」
「だからこそだろ!1秒でも早く抱きしめてやれよ!怖かったんだぞ!!」
大さんは納得したのか、香織を連れて屋上から出て行った。