～月のような君と～

初めての事

「俺、ビックリしたんだよ！普通に大の家で皆ゆっくりしててさ、そしたら朔夜が学校行くぞとか言い出すんだぜ！？」

「あれは俺もビックリした」


「そうだね、朔夜が学校行こうなんて、初めての事だもん」


「そうそう！それで学校に着いたら廊下で噂されててさ！あの女達に連れて行かれた子達やばいんじゃん？って」

「それで聞いたんだ、どんな子だった？って。そしたら金髪の子と黒髪の子だって。すぐ2人だって分かったよ。」








偶然、来てくれて良かったな。



「朔夜が学校行こうって言ってなかったらって思うと俺、マジで香織を傷つけるとこだったわ。」



それから帰るまで、皆で楽しく喋ってた