~月のような君と~
「2人じゃないの!他にも人がいるらしくてさ!私1人だと、ちょっと心細いなって。」
香織は見た目が派手なせいか
誰も香織に近づきたがらない
私と香織が出会ったのは、中学校の入学式
入学早々、見た目のせいで先輩3人組に呼び出された香織を
私が助けた事があって
それがキッカケで仲良くなったんだよね
それから私達は毎日つるんでる
高校生になった今も、私と香織は親友で
でも、父親の事は話してない。
心配かけたくないし、言い出す勇気が出ない。
それに、もしも話した事が父親にバレたら…
って思うと、香織にも言えない。
だけど、私は香織と居る時だけは気が緩んでる
だから笑える
香織と居れば自然に笑顔になれるの
私の本当に大事な人。