~月のような君と~

その頃







「香織ちゃん!華ちゃんと連絡つかないの?」


「うーん。まだ音沙汰ないんです。どうしたのかな急に行けないなんて。」


「なんか予定があったんだろ」


「竜!お前なぁ。華ちゃんが先約断る訳ねぇだろーが!」


「その他に急に来れなくなる理由が見つかんねぇだろ」


「いや、そうなんだけどよ〜」



「もう花火大会も始まっちゃってるし、来れないならしょうがないよ。連絡を待つ以外できないんじゃない?俺達には。」


「あ!香織!華ちゃんの家知らないの?」


「え?華の家?いや知ってるけど、押しかけるのはちょっとやばいでしょ!」


「そーだよなぁ。まぁ明日には連絡くるだろ!行こうぜ!花火大会!なぁ!朔夜!」


「……」





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