~月のような君と~
持たない心
あれから何時間経ったんだろう…
父親は一晩中、私を抱いた。
事が終わったのは夜中の1時だった。
お風呂に入って隅から隅まで洗った…
もう体力がない。
お湯に浸かってボーッと天井を見てる
花火大会、行きたかったなぁ…
心も体もボロボロで
このままじゃもう死んでしまうな…
こんなに辛かったっけ。
もう慣れてたはずなのに、なんでだろう
なんだか、辛くて辛くてしょうがないよ。
お風呂から上がり
体を拭いて
スウェットを着て
父親にバレないように家を出た。
このまま遠くに行ってしまおう。
そう思った